特に書きたいことも、ましてや書かねばならぬことなんて何もないのに、なぜか今私はPCを立ち上げてキーボードに向かっている。
明日はNEWSの結成日だ。
そう、それだけのこと。
私は当時のその日のことを何も知らない。
ファンになって6年。何やらNEWSにはその誕生にまつわる記念日が多くて、いまだに結成やらデビューやらその辺のことはあまり把握出来ないでいる。
NEWSファンになるずっと前から、私はV6のファンとして生きてきた。
人生ほぼほぼV6ファンである。
V6は基本的に周年を「CDデビュー日」で祝ってきたから、ジャニーズの周年って全体的にそういうものなのだと思っていた。
なのでNEWSのそれに関してはちょっと不思議な感じもするけれど、“グループとしてこの世に生まれたまさにその日”を起点として周年をお祝いするのってなんかいいな、なんだかNEWSっぽいなと思ったりもする。
私が「周年」を特別に意識したのはV6の20周年が初めてだった。
V6は25周年以外は5年くくりの周年に特に大きなイベントがあるわけではなかったので、「周年を祝う」という認識で過ごしたのは10周年と20周年だけだったと記憶している。
今や私の中で「V6の20周年」はオタク人生としてだけではなく、人間として生きてきた時間の中でも大きな出来事1つとして刻み込まれている。
ただ、その特別な「20周年イヤー」がどのタイミングで始まったかについては、実はあまりよく覚えていない。
何となく「そうか・・・とうとう20周年か」なんて個人的にふんわりと考えてはいたものの、それでも普段より少しだけ盛大に、ただいつも通りファンとメンバーでアットホームにお祝いをするんだろうし、そうだったらいいなと思っていたくらいだった。
正直なところそこまで「20年」という時間経過に対しての実感もなかった。
あくまでメンバーとファンで楽しくお祝い出来たらいいな・・・、そう思っていた。
実際は想像と全く違った。
まず何より、外野からめちゃくちゃ盛大に祝われた。
「メンバーとファンのアットホームなお祝い」なんてものでは全くなく、各種メディアがV6の20周年をこぞって取り上げて祝ってくれる。
外野の予想外の盛り上がりに「なるほど、20周年って本当に凄いんだ・・・」と当事者がじわじわと実感させられる日々。
見ている限り恐らくメンバーも同じような感覚だったのではないかと思う。
メディアが取り上げることでV6に興味を持つ人が必然的に増え、それに伴ってファンが爆増した。(がこいこで潜在的にV6をDNAに刷り込まれていた世代は特に転がり落ちるように舞い戻ったり、新たに生まれたり・・・)
「みんなV6のこと、そんなに好きやったん・・・?」とぽかんとしてしまうほどで、V6が20年という歳月を経て改めてお茶の間のみんなの元へ舞い戻っていく感じすらした。
アニバコンは近年稀に見る激戦で辛うじて取れた自分名義の1公演、いつも通り地元の大阪城ホールに参加。
その頃にはさすがに「やばい。20年ってやばい。生まれた子が成人する。私もそれとほぼ同じぐらいオタクやってる。やばい。凄い、なんか凄い。6人全員で20年、凄い。我が人生V6。」と感極まりまくりだった。
だって本当に20年って凄い。
生まれた子が成人する。(2回目)
確か坂本くんだったと思うけれど「なかなか20周年の実感がわかない中で、スタッフから「今からの20年後は現実的に考えて難しい。20年ってそれぐらい奇跡みたいなこと。だからしっかりお祝いした方がいいよ」と言われて・・・」というような話をしていた。
20年ってそれぐらい大きな時間の括りなのだ。
ましてやこの世代、それもバレー組は突然集められて突然デビューということが多い。
そうでありがならこの節目を変わらず6人揃って迎えてくれたことが本当に嬉しかった。
本当にただ心から純粋に「奇跡だ」と思えた。
とんでもなく膨らんだ様々な想いを込めて、たった一言「ありがとう」を伝えたくて行ったアニバコンで、6人は逆にありがとうをたくさん届けてくれた。
「幸せ」だけで満たされた夢みたいな空間だった。
私が人生で初めて迎えた担当グループの20周年はこうして、それはそれは本当に奇跡のような時間、奇跡のような場所として今もしっかりと記憶に刻み込まれている。
そしてその1年後、私はうっかり軽率に小山さんと出会いNEWSのファンになった。
(その辺については以前長々と書いたので割愛します。お暇であればどうぞ。)
なんだかトントン拍子に沼に落ち、FC会員になり、初ライブ参戦も済ませ、気付いたらファン歴2年目のペーペーが15周年という節目に立ち会うことになっていた。
たった2年だけれど、まぁ色々となかなかに濃い2年ではあった。
そのステージに自担である小山さんがメンバーと肩を並べて立っていること、そのパフォーマンスを見られることがもうそれだけで幸せだった。
その光景を目にして私の心に生まれて根付いた願いがある。
「私は絶対にNEWSと一緒に“NEWSの20周年”をお祝いしたい」
V6の時に体感したあの奇跡みたいな空間を、NEWSと一緒に味わいたい。
過ごした時間の長さは全然違うのに、なんだか爆裂に「NEWSの20周年」という節目に向けての熱意が燃えさかってしまった。
あれから4年。
うん、なんて言うか、率直に言ってこの短期間でこんなえげつない変化が待ち受けているとはさすがに思わなかったよ。(結構もしかしたら・・・と思っていた人は多いようだけど、私は全然考えてなかった)
起こった変化に関してはもう何も言いたくないぐらい、いや、違うな。
ちょっとやそっとでは語れないぐらい、とにかく思うところはこれでもかって言うぐらいにありすぎて、逆にもう簡単に言葉には出来ない。
それに、それはもういいかな。
今のNEWSが好きだから。
あの頃や、その前に戻りたいとも思わない。
15周年を経て根付いたあの想いは、今3人のNEWSの姿と共により強くより深く私の心の中に根を伸ばして存在する。
「あの時NEWSを守ってくれた3人と“NEWSの20周年”をお祝いしたい。」
V6の時と違っているのは、メンバーがだいぶ前のめりで20周年を意識していること。
ウキウキしちゃってかわいいなと思うと同時に、ここまで繋ぎ続ける事はそれだけ大変だったのかなとも思う。
形を変えずに進み続ける凄さと同時に、形を変えながら守り続ける凄さもたった6年だけど彼らを見てきた今の私には分かる。
「節目」を一緒にお祝い出来ることは、応援しているファンが与えてもらえる最高のプレゼントだ。
だから節目に向けての1歩1歩の記念日も大切にしたい。
どの1年も、どの1歩も「奇跡」に向かうためになくてはならないものだから。
慶ちゃん、まっすー、シゲちゃん。
NEWS結成19周年おめでとう。
NEWSとしてこの世界に誕生し、この日までNEWSであり続けてくれてありがとう。
20年目の第一歩を一緒に踏み出す“今”を繋いでくれてありがとう。
私の願いが叶うまであと1年。
この1年がNEWSとNEWSに関わるすべての人にとって、最高に幸せな1年でありますように。
うん、きっとそうなる。
根拠なんてないけれど、きっとそうなる。3人となら。
おわり